ブロックチェーンが誕生しておよそ10年ですが、ブロックチェーン技術は様々な業界で注目されており、IT業界でスキルアップしていくためにも、ブロックチェーンを学ぶエンジニアも増えてくると予想されます。そこで暗号通貨やブロックチェーンに関する資格について解説します。

1.日本にあるブロックチェーンに関する資格

現在、ブロックチェーンに関する資格は2種類あります。

  • 暗号通貨技能検定
  • ブロックチェーン技能検定

どちらも違う団体が実施している資格です。ではこれらの資格がどういったものなのか、それぞれの詳しい内容について説明します。

2.暗号通貨技能検定

(出典:日本クリプトコイン協会

この検定は、日本クリプトコイン協会が主催しており、暗号通貨の理解力向上と使用促進・決済導入の普及を目的としています。教育カリキュラムと技能検定試験を実施しています。

 

代表理事は山下健一氏で、日本で初めてとなる暗号通貨専門の検定を開催しているとしています。Twitterには協会の活動報告が記載されており、第5回の暗号通貨技能検定では約40名の方が参加したそうです。

 

日本クリプトコイン協会の理念としては「ビットコインをはじめとする暗号通貨を、みなさんに所有していただく、という普及活動を行ってきた当協会のメンバーが、次は、みなさんが気軽に使用する、という状況を日本中に広げようという想いで設立しました」とホームページに記載されています。

 

協会の活動内容は、暗号通貨の正しい知識を広めるアドバイザーやインストラクターの育成を支援しており、セミナーや講座など対面式の学びだけではなくWEBサービスやSNSなどを通して、暗号通貨に関心のある人や企業の人材開発担当者、教育関係者に有益な情報を広く提供しています。

 

初級検定

初級講座から受講するようになっており、3時間半の講義を受けてからウォレットを作成し、後日、暗号通貨の受取を体験します。講義を受けた同日に25分の検定試験を受けます。

 

80点以上が合格となり「暗号通貨技能検定 初級合格証」が取得できます。暗号通貨初心者に適した講義と検定であり、暗号通貨に対する興味や前向きな姿勢がある16歳以上なら誰でも受けることができます。

 

暗号通貨の基本的な知識が正しく学べるので、技術者だけではなく、これから暗号通貨に投資をしてみたいと考えている人にも向いています。また正しい知識があることで、暗号通貨に関する誤った情報に翻弄されるリスクも減り、実用的に使うこともできるようになります。

 

受験料は35,000円(税別)です。入金を完了させるとテキストが送られてくるので予習をしてから受講することができます。

上級検定

上級編は初級編に80点以上で合格した人のみが受験することができます。基本知識以上の暗号解読法に関して深い技術的な知識を求めている人が対象です。

 

上級編では、改正資金決済法やFAT調査報告書、トレードに関する重要知識、ブロックチェーン技術のより深い知識などを学ぶことができます。それぞれの暗号通貨についての優位性や特徴を理解することができるので、ビジネスに導入するための橋渡し役になれるスキルを身につけられます。

 

講義は6時間で、上級検定に合格すると「上級暗号通貨技能検定 修了証」を取得します。受験料は80,000円(税別)です。また協会が提示している条件をクリアすることで、「公認アドバイザー」として胸懐が運営するサービスに従事することができます。

 

3.ブロックチェーン技能検定

(出典:ブロックチェーン技能検定協会

この検定は、ブロックチェーン推進協会(BCCC)が実施しており、暗号通貨を支えている技術「ブロックチェーン」の正しい理解と普及を目的としています。協会の代表はインフォテリア株式会社代表取締役の平野洋一郎氏が務めています。

 

BCCCの会員が相互に情報交換を行い切磋琢磨しながら、ブロックチェーンの普及啓発を行い、自らブロックチェーンの適用領域を拡大し、日本の産業の国際競争力の増進に貢献します。またブロックチェーン技術の進化にも寄与することを目的としていると記載されています。

 

BCCCの活動内容としては、

  • ブロックチェーンの情報収と交換をし下院に提供
  • ブロックチェーンの使用評価を行い、可能性を提案
  • ブロックチェーンの事例を作成し、ノウハウの蓄積、共有、報告を行う
  • 報告書を公開しブロックチェーンに関する知識、経験を伝える
  • ブロックチェーンに関する情報のポータルサイトの構築

が上げられています。

エンジニアの知識と技術に特化した検定

 

ブロックチェーン技能検定はブロックチェーンや仮想通貨の基礎知識はもちろん、エンジニアの啓発・育成を目的に開発されたブロックチェーンの講義プログラムに基づき、その習得度合いを認証するための検定です。

 

技術的な出題がメインとなり、ブロックチェーンに関する知識だけでなく、数学やネットワークに関する知識も問われます。したがって現役エンジニアがスキルアップや転職でのアピールポイントとして、取得しておくと有利になる資格でもあります。

 

この検定の難易度はブロックチェーン大学のエンジニア向け講義プログラムに基づいているので、受講を推奨しています。またオンラインで受験ができるメリットがあります。

4.まとめ

ブロックチェーンについて正しく学びたい、またはエンジニアとしてブロックチェーンに関する資格を取得してスキルアップしたいといった人には最適な検定と言えます。