ロシアの大手食品小売企業、Dixyは6か月間のテストを終えて、コーポレートファイナンスシステムにイーサリアムベースのブロックチェーン技術を導入しました。
具体的には、サプライヤーとファクタリング会社間でのやり取りをFactorinと呼ばれるオープントレードファイナンスプラットフォームに移行しています。
FactorinプラットフォームはサプライヤにWebインターフェースまたはモバイルアプリケーションで操作できる管理ツールを提供し、プロセスを自動化し、納入が完了してから1日以内にサプライヤが資金を受け取ることを可能にしています。
同社はプレスリリースで、手作業とそれに伴うリスクを最小限に抑えることができると述べました。
すでに、フランスで人気のある小売企業Carrefourが、ブロックチェーン駆動の追跡システムを導入したことにより、売上が大幅に増加したと報告しています。
世界的な小売企業Walmartが製薬会社と提携し、ブロックチェーンを基盤とする追跡システムに関心を寄せたことが話題となっており、小売業界で新たな革新が起こることに期待です。