大手エネルギー会社のシェルは、公共のブロックチェーンの利用を調査する計画を立てていることがわかりました。Energy Web Foundation(EWF)が開発したパブリックブロックチェーンによって得られるデータからエネルギー分野のブロックチェーン利用の在り方を調査、検証するつもりであるといいます。
ブロックチェーン技術責任者のサビン・ブリンク(Sabine Brink)氏によれば、すでに新たに設立されたパブリックネットワーク上での試験運用を目指して、いくつかの取り組みを進めているとのことです。同氏は「デジタル双生児、移動性、再生可能エネルギーの分野でいくつかのユースケースを検討している」と話しました。
2017年にブロックチェーン技術部門を設立し、ブロックチェーンとAIを重要な新技術位置づけて以来、意欲的に開発に取り組んできた同社は、同時にブロックチェーンスタートアップLO3Energyに投資する計画も発表しています。
世界のエネルギー業界をリードする会社であるがゆえ、今後の動向に注目です。