バングラデシュ当局は、分散台帳技術、人工知能、機械学習、サイバーセキュリティの分野での専門知識を高めるために、100人のIT卒業生を海外に送る計画であると、バングラデシュの英字新聞The Daily Starが8月4日に報じました。
バングラデシュ政府は、2億800万ドルのITプロジェクト・ファンドからの資金を活用して、大学卒業者を日本、もしくはインドのブロックチェーン・トレーニングに派遣する予定です。このプログラムへの応募はウェブサイト上で行われており、32歳未満の志願者は、資格を得るために情報通信技術(ICT)部門での試験を受ける必要があるとのことです。
今、世界中の高等教育機関は、分散台帳技術の教育を優先し、プログラムを開発しています。カナダのブリティッシュコロンビア大学は6月、修士と博士の学生を対象としたブロックチェーンと分散台帳技術のトレーニング・プログラムを発表しました。今後このような国への派遣先拡大も考えられます。
今後政府は、さらに200人のコンピューター・サイエンスとソフトウェア、電気電子工学を専攻する卒業生を派遣し、情報技術の将来の動向について学ぶと報告書は述べてます。日本でも質の高い交流が行われることを期待しましょう。