米大手債券の格付け機関業務を行う、ムーディーズ(Moody's Corporation)は、9月5日に発表した調査報告書で、ブロックチェーン技術が2021年までに標準化される可能性が高いと述べました。
報告書内では、2021年までにブロックチェーン技術を用いた証券化が積極的に行われることで、時間とコストの節約、自動化、データの可用性の向上が実現する見込みがあるとされており、業界標準によって相互運用性やその他の運用効率も向上する可能性があると述べました。
また、報告書は、現在の標準化と相互運用性の欠如により、運用効率の向上が制限され、潜在的なリスクが高まっていることも指摘しています。これを防ぐためにも、主に国際標準化機構によって技術をスタンダードにすることが強く推進されています。
各国での法整備や安全な運用のためにも、この先進技術業界の中でいち早く世界的な標準を作り、絶えずアップデートしていくことが求めらるでしょう。