ソフトバンクはIBMと提携し、スマートフォンのユーザーが海外旅行やローミング時に現地で支払いが可能になる国際キャリア決済システム(CCPS)を中心に、通信事業者間のブロックチェーンソリューションを開発しています。
10月22日の発表によると、ソフトバンクはIBMのほか、キャリア間ブロックチェーン・ネットワークを開発するブロックチェーンの新興企業TBCASoftと協力し、2017年に複数の国の通信会社で設立されたCarrier Blockchain Study Group Consortium(CBSG)の下でアプリケーションを実行するといいます。
10月22日の発表では、三社間の合意の条件についてあまり詳細を提供しませんでしたが、TBCASoftはIBMのHyperledger-poweredのエンタープライズブロックチェーンソリューションであるIBM Blockchain Platformを使用すると述べました。
IBMはこれに対し、あくまでプラットフォームの提供にとどまると言及しており、直接的な開発はSoftbankとTBCASoftの2社で行うとされています。
また、日本をリードする通信会社であるソフトバンクは、2020年に東京オリンピックが開催される際に決済システムを稼働させる計画であることも明らかにしています。今後の動向に世界から注目が集まっています。