デジタル旅行代理店のWebjetが、長い開発期間を経て、ホテル予約データの格差を解消するためのブロックチェーンプラットフォームRezchainをローンチしました。
WebjetはMicrosoftと協力し、2016年から提供しているAzure blockchain-as-a-service sandboxを通じて、顧客、ホテル、予約担当者の間でリアルタイムにデータの不一致を探し、見つかった場合にアラートを送信することで、ホテル予約の混乱や過剰請求に対処するといいます。
宿泊プラットフォームを運営する同社によると、こうしたミスは少なくとも全予約の5%に見られるといいます。
WebjetのマネージングディレクタJohn Guscic氏は声明で、「長年業界ではビジネスのコストだと考えられ、財務上、信用上のリスクを回避する対策が求められてこなかった」と話し、今回はまさにそこにフィットする対策であることを主張しました。
今後ホテルに限らず移動手段や、パッケージタイプの予約フォームにも応用され、よりスムーズな旅の選択ができるようになる可能性が示されました。